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不良ばばぁ滑走す [プチオタ日記]

このシルバーウィークを利用して、20日〜23日に、
久しぶりに北海道に行って来ました。
昨年はおかあさんの介護、というより看病で、
旅は一泊二日が限界だったのですけれど、
今年は、おかあさんの体調が安定して、
食事のお世話も、ヘルパーさんにお願いできるようになったので、
ちょっと長く家を空けることが可能になりました。

行ったのは、やっぱり人がほとんど行かないところ、
天売島(てうりとう)と焼尻島(やぎしりとう)です。

天売島は、オロロン鳥と呼ばれるウミガラスをはじめとする、
海鳥の繁殖地として知られています。
以前もこの島に行こうとしたのですが、
海が荒れて、行きのフェリーが揺れたため、
ダンナさんが重い船酔いになってしまい(すごく辛そうだった)、
天売島の手前の焼尻島までしか行けなかったのです。

今回は、液体の酔い止めを持参し、
乗船30分前に二人でグィッとやって乗りましたし、
風もそれほど強くなかったので、船もそれほど揺れませんでした。

それで、1日目は天売島まで行って観光バスに乗り、
鳥や野草のことにものすごく詳しい運転手兼ガイドの
おじさんのお話を聞きながら、島を廻りました。
天売島は、水鳥の繁殖地だけあって、島の片側が、
断崖絶壁になっており、坂がかなりきついです。
自転車に乗って登っていた方は大変そうでした。

天売島はとても小さな島で、人口もそれほど多くはありませんが、
人と鳥の共存というのは、やはり色々と難しいようで、
オロロン鳥は、以前は何万羽も来て繁殖していたのが、
どんどん減って行って、一時は全く来なくなったそうです。
そこで、本物そっくりのデコイを置いたり、
鳴き声をスピーカーで流したりして、
やっと二十数羽来てくれるようになったようですけれど、
ヒナがネコや他の鳥に食べられてしまい、
昨年は1羽も巣立ちできなかったそうです。

あと、木の切りすぎで、島の生活用水が不足したこともあったそうです。
植林してやっと生活用水を確保できるようになったのですけれど、
今も水はやっぱり貴重だそうで、トイレは昔ながらの◯ットン便所だし、
歯磨きや洗面にもちょっと気を遣いました。

夕食は、もちろん豊富な魚介類が出て、
とてもおいしかったのですけれど、
活きたウニには惨敗しました。だってまだ針が動いているの・・・

ダンナさんはエイッとばかりに
割ってある殻にスプーンを突っ込んで食べていましたが、
殻を開けて食べようとすると、針がウネウネと動いて、
皿から逃げようとするのを見たら、私は食べられなくなりました。

そこで、宿の調理場の方に、ごめんなさい、と謝りながら、
中身を全部出して頂いて食べました。

私はこういう時どうしても、
食べられる側の感覚になってしまうのですね。
野生動物だったら、あっという間に死ぬタイプなのだと思います。
きっと、しらすの踊り食いなんかも、絶対できないと思います。

翌日は、焼尻島に渡り、いよいよ今回の旅のクライマックス!

キックボードで滑走!

をしました。

ダンナさんは自転車を借りて、
私は持参したキックボードに乗り、
(重さ5キロ近くあるのを、ほとんどダンナさんが運んでくれました)
二人で島を周遊しました。

旅の前にちゃんと、近くの公園で乗り方を練習していたので、
最初からスムーズに乗りこなし、
ダンナさんの自転車とちょうど良いぐらいの速さで、
のんびりと行くことができました。

キックボードはでも、下り坂は自転車よりも危険です。
ブレーキはちゃんと前輪にも後輪にもついているのですけれど、
あまり急ブレーキをかけると、身体が前につんのめるので、
下り坂ではブレーキを慎重にかけながら行き、
更に急な下り坂はガラガラと引いて歩きます。

でも焼尻島は、天売島に比べると坂がきつくなく、なだらかなので、
キックボードでも結構楽しめる道が多いです。
また、人口も天売島よりずっと少ないので、自動車はほとんど通らず、
道路もサイクリングコースは全部舗装されているので、
安心して行くことができます。

そして何よりも、海と牧草地(羊が飼われています)の広々とした景色が
最高です!

心も身体もリフレッシュ!
日頃の運動不足も、楽しく解消できました。

帰り道では、ダンナさんも、
「私も次回はキックボードにします。」と言っていました。
次回の旅は、不良天使(ダンナさんは天使なので)と不良ばばぁで、
疾走できたらと思います。
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