SSブログ

自費の検査を発注 [がんの記録]

先日、有明病院で初めて内科の受診がありました。
化学療法(抗がん剤)を始めるために、先生のお話を伺いました。

先生が勧めて下さった治療は、3ヶ月のAC療法に加え、
更に3ヶ月タキサン系(パクリタキセルかドセタキセル)を使う、というものでした。

ただ、そのタキサン系の薬を使うかどうか、ということに関して、
私は大きな不安を持っていました。
それは、副作用に、関節のしびれというのがあり、
もちろん出ない人もいるけれど、一旦出ると、
しびれが一生残る人がいる、ということです。

関節のしびれのために、歩きづらくなったり、
手で物がつかみづらくて落としてしまったり、
ということがあるそうです。

それは私にとっては、ピアノが弾けなくなる可能性がある、
ということです。

もちろん全く弾けなくなる、ということではないかもしれませんが、
細かいニュアンスが表現できなくなったり、
弾けないパッセージやつかめない音が出てくる、ということは、
人前で演奏することはできなくなるかもしれない、
ということです。

これでも一応、ピアノで仕事をしている身ですし、
これは神様から頂いた賜物だと思ってご奉仕させて頂いて来たので、
それを今神様にお返しするべきなのかどうか、ということは、
よく確かめなければ、と思っていました。

それが、内科を受診する日の朝、
ネットで色々と調べていたところ、
「オンコタイプDX」という検査があることを知りました。

ちょうど私のような状態の乳がん手術後の人が、
(初期の乳がんで、センチネルリンパ節転移が全くないか、
1〜3個の転移があった人)
抗がん剤の効果がどのぐらいある乳がんなのかを
これまでよりも高い精度で知ることができるらしいです。

ただ、日本ではできない検査(アメリカに手術で取った検体を送って検査)で、
もちろん保険も効かなくて、自費で50万近くするし、
日程もギリギリ(抗がん剤治療をするならば、
手術後3ヶ月以内に始めなければならない)ということですし、
有明病院で検査させてもらえるのかどうかもわからなかったので、
とにかく診療で先生に聞いてみました。

すると、やはり自費診療ということで、
病院としては勧めてはいないけれど、
希望するならできる、とのことです。

ちょっと迷ったのですが、これから一生ピアノが弾けるかどうか、
という問題ですし、
(神様に賜物をお返しするかどうか)
スポンサーのダンナさんも了承してくれたので、
思い切ってやって頂くことになりました。

数日後に、遺伝子科の先生の診察を受けて、
オンコタイプDX検査を発注して頂きました。

結果は12月半ばに出て、それからまた内科の先生の診察を受けて、
今後の治療をどうするかが決まります。
それまではしばらく、
更にこれからの体調管理や治療について調べたり考えたりしつつ、
結果待ちになります。
コメント(0) 
共通テーマ:健康

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。