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国会前に行って来ました。 [でもクリ日記]

昨晩は、国会議事堂前で、
平和と民主主義を求めて、今の政府に抗議する集会に、
友人と二人で行って来ました。

今年の9月19日に安保法が成立してしまいましたが、
毎月19日に集まって、あきらめずに声を上げ続け、
次の選挙で国を変えて行こう、という趣旨です。

私は、今の日本が向かって行く方向が怖いです。
日本にとどまらず、世界が向かって行く方向が怖いです。

国と国が、民族と民族が、お互いに恐怖と憎しみにかられ、
自分達を保身しよう、相手を打ち負かそう、
ということに躍起になっています。

でも、お互いにそのようにやって行った末に、
破滅しかないことは、
過去の歴史を見ても、自分の身の周りを見ても、明らかなことです。

それでも、人は弱い。

一人一人が自立して、自分の頭で考えようとする人が多く、
周りの雰囲気に流されにくいフランス人でさえ、
先日のパリのテロの後、
81%の人が、シリア空爆に賛成するようになったそうです。

それだけ、自分の街が、自分の家族や友人が、
目の前で破壊され、殺されるということには、
人を揺り動かしてしまうインパクトがあるのだと思います。

だから、まだ今そうではない日本人は、
今日本がどこに向かって行こうとしているのか、
よく考えて、できることをしなければならないのだと思います。

そして、安保法が成立し、
アメリカの軍事行動に日本が参加する可能性が出て来た今、

私は、自分達の街がテロに攻撃され、家族や友人が死に、
自分の生活が破壊されても、
自分が殺されることがあっても、
憎しみに憎しみで応じない、という覚悟をしたいと思います。

本当にそうなった時に、自分が咄嗟に
どんな反応を示すかわからないけど、
できるだけ早く、そのことを思い出し、自分を取り戻したい。
そういう場になっても、いえ、そういう場でこそ、
私は神様の愛と繋がっていたいのです。

また、私たちが守りたい、憲法9条って、
私たち日本人の一人一人が、憎しみに憎しみで応じない、
命がけの覚悟を持つ、ということなのではないか、
と、私は思っているのです。

それから、遅まきながら私も、
イスラム教のことを勉強しておきたいし、
(ただ今イスラム教の初心者向け解説書を読んでいるところです)
近くに居るイスラム教の人と仲良くなっておきたい、
とも思っています。

私たちが恐怖にかられて、
普通に平和を願っているイスラム教徒の人々を迫害することは、
イスラム教徒を日本社会のスケープゴートにすることで、
(今のところ、在日の中国、朝鮮、韓国の人々が
そういう対象になっていて、恥ずかしいことだと思っています。)
日本人はそれで少しだけ溜飲を下げる人もいるかもしれないけれど、
それはもっと根深い恐怖と憎しみを生み、
良心的なイスラム教徒の人々を追いやって、
最悪の場合、そこからテロリストを生むことにもなります。

だから、という訳ではないのだけれど、
どんどん憎しみと敵対がエスカレートして行く、
世界の政治のトップに対抗する、庶民の手段は、
そんなことしかないのではないか、
たとえ大海の一滴であっても、
自分が今日、そのように生きることが大切なのではないか、
と思います。
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