SSブログ

どう生きるべきか [でもクリ日記]

昨年うちにいらした、パリ在住の画家のWさんが、
「日本のテレビを見ていると、
何か不安を煽るようなことばかり言っているように思う。」
とおっしゃっていました。

その時は、なんとなくわかるような、
でも、あまりにも毎日の日常生活にテレビがあるので、
実のところは自分で見えていないような気がしました。

でも、Wさんがおっしゃった言葉が割と心の中にとどまって、
最近テレビを見る時に、その「不安」について考えています。

その「不安」に色々と気づくのですけれど、
(政治的なこと、世界情勢などはもちろん)
私自身に今直結している、卑近な問題の一つに、
健康問題があります。

最近日本のテレビで流行っている傾向として、
健康寿命を延ばし、高齢になっても元気に過ごす、
というのがあります。
(政府がそういう方針を打ち出している訳です。)

だから、こういう運動しましょう、とか、
こういう栄養素を摂ると良いでしょう、とか、
お酒や脂肪分はほどほどに、とか、
そういったことが毎日のように色々な方向から言われて、
専門の先生方が言うのだから、それなりに気をつけよう、
とか思う訳ですけれど、
翌日には、別の先生が真反対のことを言ったりもする・・・
なんだか、専門の先生方の権威の言葉によって、
私たちの生き方が右往左往している感じ・・・

でも果たしてそういう先生方のおっしゃる説に従って、
健康に注意を払いながら生きることが、
本当に、すべての人にとって、
最善の生き方ということなのか?

例えば、お酒をガバガバ飲んで、
肝臓を壊して、早死にした、という人が居たとしましょう。

テレビが言う、「健康的な生き方」とは全く違います。

でも、その人が、誰かと一緒にお酒を飲みながら、
楽しい時間を過ごし、その楽しい時間が、
一緒に過ごす仲間の心を癒したり、
誰かの心の救いになっていたりした、とか、
お酒を飲んでストレス発散することによって、
その人ならではのすばらしい仕事を成し遂げた、
ということがあった場合、

その人にお酒をやめさせ、
「健康寿命」を延ばし、長生きさせることが、
果たしてその人にとっての最善の一生なのか?
ということなのです。

もちろん、テレビの言うことなんか、気にしないさ、
と言って生きれば良いのだけど、
そんな番組ばかり繰り返しやっているので、
だんだん洗脳されて来たり、
そうできない自分が、ダメな人間なんじゃないか、
と思えて来たりすることもあります。

でも、イエス様は、
「自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、
また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。」
とおっしゃいました。

そう、食べる物や着る物は、
神様から与えられるのであって、
自分の身体を大事にするのは良いことだとしても、
それ以上に何か思い悩む必要はないし、
そういうことに右往左往する生き方は、
神様を大切にする生き方ではないのだと思います。

(そういえば、着る物についても、テレビでよく、
ファッションチェック、とかやっていたり、
今年は、◯◯が流行っています、とか言っているのですが、
こちらは私は割と強気で、
「うるせえや。私は好きなものを着るんだ!」
と思っています。)

私の信仰のおじいちゃん(と勝手に思っている)、
安部哲さんは、
どんなに医者や周りにダメと言われても、
タバコをやめず、すごいヘビースモーカーだったそうです。
でも、それで世界の果てまで、
すごいエネルギーで福音を伝えて歩きました。

神様がダメと言われるもの以外ならば、
私達は何をやっても、良いのだと思います。
それ以外の何かから、ダメ、と言われても、
基本的にうろたえる必要はないのだと思います。

神様を畏れ、神様以外のものは恐れない、
という強い信仰を持ちたいなぁ、と思います。
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

不調検査でひっかかりました ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。