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色々な学び、気づき [がんの記録]

退院して3週間が過ぎました。
手術の傷の痛みも日に日に軽くなって、
リハビリのお陰で、腕も随分と上がるようになりました。
ほぼ、手術前の体力に戻って生活できています。

昨日は、久しぶりに軽井沢にある教会に招かれて、
ソプラノ歌手の方と一緒に礼拝で演奏して来ました。
手術の後遺症をほとんど感じずに、
却って良い状態で演奏することができました。
聖霊が働いて下さったのはもちろん、
軽井沢の自然に触れて力を頂いたところもあったように思います。

10月26日に再び通院の予定で、
そこで生検の結果と、今後の治療方針についてのお話があります。

治療とはもちろん、抗がん剤による化学療法、ホルモン治療、
放射線治療のことです。

お話を伺って、納得ができればすぐに治療に移るので、
(セカンドオピニオンを頂くことになるかもしれませんが)
11月からそういった治療が始まることを前提に、
今色々と勉強しています。

今後長く付き合って行く、がんそのものについて知り、
抗がん剤、ホルモン治療、放射線治療を組み合わせる標準治療について知り、

また自分の生活をどんな風にやって行くのか(食生活や生活習慣)
調べたり、考えたりしています。

食生活については、退院後随分と変わったと思います。

まずは、入院中の食事で学んだこと
1、一汁三菜が基本で、お米のご飯をちゃんと食べること、
2、とにかく色々な物をまんべんなく食べること、

私はがんになる前にも、それなりに身体のことを気をつけて、
野菜を中心に食べていたつもりだったのですけれど、
実際にがんになって寛解した方や、
余命わずかと宣告されても、その後進行を食い止めておられる方などの
手記を読んでいると、
私の食生活は、本当に身体に良いものではなかったのだなぁ、と思います。

それから先日本屋さんで偶然見つけた本があります。


がんで余命ゼロと言われた私の死なない食事

がんで余命ゼロと言われた私の死なない食事

  • 作者: 神尾 哲男
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2017/03/09
  • メディア: 単行本



この方は末期がんで余命一年、と宣告を受けてから、
医学的治療はせずに、
食事の改善をすることによって、その後14年生き延びた
フランス料理のシェフだそうです。

目からウロコでした。
私は、生まれた時から食品添加物や農薬を50年以上摂取して来たのですが、
そういった物が人間の身体に継続的に入る異常さを
あんまり意識していませんでした。

実際、多少摂取してもすぐに病気になるものではない、ということで、
(こういう言い方、放射能汚染の時も使っていたけど、
後々病気になる人が増えることをどう考えているのでしょう。)
厚生省も何百もの添加物を許可している訳ですが、
何十年も摂取し続けた日本人に、がんが多くなっていることを見ると、
原因の一つと疑うのは、当然だろうと思います。

そして、このシェフが、食事の改善によって、
その後14年生き延びた、という話を聞けば、
いよいよ信憑性があるように思います。
(今年になって亡くなられたらしいです)

あと、私の感覚には合っている考え方のように思います。

そこで、できるだけ自然のものを食べよう、と
シェフが書かれたことを参考に食事を改善し始めたのですが、

おぉ、なかなか難しい。

何が難しいって、食品添加物を避けて生活しようと思うと、
スーパーで売っている便利な調味料や食材が、
ほとんど使えない、ということがわかって来たのです。

出汁をわざわざ取らなくても、パパッと粉や液体を足せば美味しくなる、
和洋中の色々な出汁とか、
野菜やお肉を足せばすぐに一皿完成するとか、
便利な冷凍食品とか、レトルト食品とか、インスタント食品とか・・・
そういったものの恩恵にあずかって来たズボラな私は、
料理の仕方を根本から変えなくてはならないです。

最初は「うわぁ、あれも、これもダメなのか!?」とため息ばかりでしたが、
(冷蔵庫の中の調味料がほとんど良くない添加物使用で全滅!
でももったいないから、とりあえず全部使い切ってから変更の予定)
一つ一つ変えて行くと、何のことはない、
昔のおばあちゃん世代が使っていた食材と料理の仕方に
戻れば良いんですね。

自然に栽培された(有機農法、在来種)、旬の物を食べる、
農薬がついている可能性がある場合は、
きちんと洗って落とす(これは昔はなかったことだけど)、
出汁は自然の材料を揃えて自分で取る、
たれやドレッシングも自分で作る、といったこと・・・

化学物質にまみれた現代の都市に生きていれば、
全く有害な物を身体に摂取しない、ということは無理なのですが、
そのシェフも書いておられたように、
100摂取してしまうところを70ぐらいに抑える、という努力が
できれば良い、ということなのだと思います。

私の場合、まだ初期のがんなので、
今のところは標準治療を行おうと思っています。
ただ、それだけに任せずに、自分自身でも
今後、再発しにくい身体を作ることができればと思います。

いずれにせよ、私のがん(ガンコフ君)は、
私に、これまで思いもしなかったことに気づかせてくれます。

手術後の私の身体の中に、いるのか、いないのか、わかりませんが、
新しいガンコフ君を生まないためにも、
他にも色々と勉強してみたいと思います。
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