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退院しました [がんの記録]

今日の午前中、退院しました。
一週間から10日ぐらい、と言われていた入院でしたが、
6日で退院することができました。

手術後の一晩だけは、前の日記に書いたようにつらかったのですが、
その後は立つことができて、トイレも食事も、
そしてシャワーも浴びることができたので、
(術後に浸み出す体液をためる、ドレーンという管はついていましたが)
割と楽な入院ライフを送ることができました。

入院中は、朝晩の看護師さんの体調確認と、担当医の先生の診察が毎日あるのと、
腕を動かすリハビリ体操を毎日したり(DVDに合わせてみんなで実施)、
入院後の生活についてガイダンスを受けたりする以外は、
自由にゆっくり過ごすことができました。

なので、テレビを見たり、持って行った漢字パズルをやったり、
本やマンガを読んだり、iPadで遊んだり、ぼーっとしたり、
歩けるようになったら院内を散歩したり・・・
と、思わぬ休暇のような過ごし方になりました。

私が居た病棟は、全員が乳腺科、ほとんどが乳がん手術の方で、
お互いに体験を語り合ったり、情報交換をしたりしていました。
中には、職場や周囲の方に、一切がんのことを言えずにいたり、
家族にもなかなか気持ちをわかってもらえなかったりして、
入院して初めて、同じ病気の仲間に自分の気持ちを語ったり、
共感し合ったりできた、という方もおられるとのこと。

なので、手術の痛みが取れて来ると、みなさん初対面の割に
結構仲良しになるようです。

私は割とコミュ障なところがあるので、
なかなかみなさんの楽しそうな輪には入れませんでしたが、
検査でご一緒した方々、同じ日に手術した方々と廊下で会うと、
「その後いかがですか?」と声を掛け合って、
お互いの状況を話し合っていました。

あと、入院してちょっと驚いたのは、
意外に若い患者さんが多いということ。

最近は、先日亡くなった元アナウンサーの方ように、
若くて乳がんになる方が増えている、と聞いてはいたのですが、
乳がん入院者向けの、退院後のガイダンスを受けに行った時、
若い、多分20代から30代ぐらいの患者さんが10人近く、
(その時の出席者の半分近く)
まるで若いOLさん達がパジャマで検診に来たのかと思う程、
楽しげにおしゃべりしていました。

若さのパワーに気圧されるような反面、
こんなに若い人達がたくさん、乳がんにかかっておられるんだ、
と少し衝撃を受けました。

若い人はがんの進行が早く、再発の危険も高いと聞きます。
その分治療も、私の世代に比べると多くなるようです。
(お薬や放射線で強くがんを叩くため)
お一人お一人の治療がうまく行って、再発からも守られて、
その元気が末長く続くことを、祈りました。

**********

入院中は、友人や知り合い、教会の方、
たくさんの方々が私のために祈って下さいました。
私にとっては初めての大病であり、入院でしたが、
クリスチャンであることで、どんなに重荷が軽くされているか、
どんなに神様と、同じ信仰を持つ仲間の祈りに支えられているか、
ということを感じました。

これからも、心身ともにつらい治療があるかもしれませんが、
やっぱり神様に委ねて、安心して歩いて行きたいと思います。
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